塩の健康効果や選び方とは
暑い季節には熱中症予防に塩をとるように言われるようになりました。もう暑い季節は終わり、過ごしやすい気候になりましたが、夏だけではなく、1年中しっかりとることが大切です。塩には素晴らしい効果があるのです。その効果や塩の選び方について紹介します。
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塩の働き
毛細血管に血液を送る
腸の蠕動運動を促して便を出すのを助ける
体温を調節する
暑いときには、汗をかいて体の塩分が減ります。少なくなりすぎると脱水症状になってしまいます。
寒いときには水分を出して、塩分の濃度を上げようとします。このとき、体の中の塩分が不足すると体は冷えます。これが慢性的に続くと冷え性になります。
塩化ナトリウムは、体の中で、塩素イオン、ナトリウムイオンになります。胃酸は、塩化イオンがもとになって作っています。
塩分は電気を通しますので、脳からの電気信号による指令を体に伝える役割があります。呼吸、血圧の調整、消化器官を動かすなどです。塩分が不足するとこの情報がうまく伝わらないので体調の不調が様々な症状となっておらわれます。
ナトリウムは、細胞が栄養を吸収することを助けます。
老廃物を体の外に出すのを助ける
もし、ナトリウムが足りなくなったら、尿の塩分を再び吸収します。このことが腎臓にとって良くないのです。これが続けば腎臓病の原因にもなります。
体を中性に保つ
健康のためにはPhの値を7ぐらい、つまり中性にすることが大切です。
足がつることがありますが、これは、その初期段階なので注意しましょう。
ナトリウムだけではなく、マグネシウム、カルシウムなどにも重要な役割があります。筋肉や神経の働きを助ける、
・ホルモン、ヘモグロビンを作る
・骨や歯を作る
カリウムにはナトリムをが増えすぎないように体の外にナトリウムを出します。このことによって血圧が上がりすぎないようにしています。
スイカに塩をかけて食べるのは、カリウムの多いスイカにナトリウムを補っているので、理に適っているのです。
肌の調子を良くする
老廃物を出し、水分を保つという働きがあるので、乾燥やむくみも防ぎます。
ナトリウム、カリウムにカルシウム、マグネシウムなどのミネラルをバランスよく、豊富に含んでいる塩は、体にとって欠かせない、健康に良いものなのです。
昔は天日で乾かして塩を作っていました。その時代は生活習慣病はほとんどありませんでした。
体に良い塩とは天然塩のことです。しかし、専売制になって精製塩が圧倒的に多くなりました。加工食品や外食で使われているのも、ほとんどがそうでしょう。
ミネラルを添加している塩もありますが、このミネラルはあまり吸収できません。このような塩は血圧を上げてしまいます。
精製塩をとることによる影響
イオン交換膜製法というやり方で作られた塩は、ほぼ塩化ナトリウムです。この塩をとると、筋肉を縮める働きをする、ナトリウムが体内に多くなりすぎて、ミネラルバランスが崩れ、高血圧、などの疾患の原因になります。
塩化ナトリウムを構成しているのは、ナトリウムともう一つは塩素です。塩素は体に必要な成分ではあります。しかし、多くなりすぎて体に入ってきた栄養素と結びついて、悪いものに変えてしまいます。このことも病気の原因の一つです。
近年、減塩がブームになってますが、減らさなければならない塩は、精製塩のことなのです。
体に良い塩とは
海水を天日で自然乾燥してにがりなどを取り除いて作っており、ミネラルをバランスよく含んでいる塩です。化学加工や加熱はしていません。釜で炊いている塩があります。これは熱を加えることで少しミネラル壊れています。しかし、この塩はよいものです。
また、体の水分バランスをうまく保つので、多くとってもそれほどのどは乾きません。
具体的にどの塩がよいのかというと、ヒマラヤ塩、インカ塩、海の精、天外天塩、天日湖塩、キパワーソルトというこれらの塩です。
まとめ
このように、塩にはとても素晴らしい効果があります。精製された塩ではなく、自然乾燥で作られた塩を摂ることは健康に良いし、味わいも違います。高価なものもありますが、その価値はあります。
生活の中に塩をうまく取り入れてみてはいかがでしょうか。